[家庭における性教育」講座開設の思い

  • 2012.04.24 Tuesday
  • 20:10

さて、前回に続いて性教育講座についてなのですが、
講座を始めるに先立ち、開設への思いを書きました。
それをこの場でご紹介させていただきたいと思います。


       「家庭における性教育」講座

 性教育が大切であることは誰もが認めると思いますが、では、具体的に家庭の中でどのように性教育を行えばよいのかというと、はっきりとした答えを持っている親はあまりいないのではないでしょうか?私たちの社会の中では、家庭における親の役割としての性教育がまだ確立できていないのではないかと思います。
 中学生になってボーイフレンド(ガールフレンド)ができたわが子に、親が心配なあまり、何も言わずにそっと避妊具を手渡した、という話を聞いたことがありますが、これではまるで性交渉を助長しているようなものです。心配なのはわかりますが、対応は大変まずいと言わざるを得ません。では、そんな時はこうするのですよ、といった一定の方法が私たち親の間に確立されているか、といえば、答えは否です。
 「家庭における親から子への性教育は、こんな風にしたらいいよね」という一定の常識と方法をみんなで作ることができたら、親も安心で子どもも健全に育つのではないかとの願いを持って、この講座を始めることにしました。
 皆さんで一緒に考え、作り上げていきましょう。ぜひ協力してください。


この講座の目的は、
 1.家庭における性教育の必要性を認識する 
 2.子どもの成長発達に応じた性教育を意識する 
 3.現代社会の性的な問題を意識する
 4.とりわけ危険と思われる性がらみの情報を知り予防する
です。少し詳しく説明したいと思います。


 1.家庭における性教育の必要性を認識する
 子どもたちは、信頼できる大人からの性教育を求めています。「性」とは、大人にとっても不可解でややこしい問題ですが、子どもにとってはなおさらだと思います。ややこしいから、大人もつい目をそむけがちなのですが、それでは子どもはどうなるでしょう。これは「教育」ですから、難しいからと言って子どもを放っておくわけにはいきません。また、世の中は危険な性情報に満ちていますから、そのような危険から子どもを守る必要もあります。親は悩みながらも「良い教育」を子どもに施さなければならないのです。難しさを認識しながらも、どのようにしたら良いのかをみんなで探っていきましょう。


 2.子どもの成長発達に応じた性教育を意識する
 「性教育」というと思春期の教育と思われがちですが、決して思春期だけの問題ではありません。子どもの成長発達に応じ、子どもが理解できる形での説明が必要となります。そのためには、「子どもの、成長における認識度」を親は知っておかなければなりません。
 小学校1年生の息子さんが、ある時、田んぼを覗き込みながらお母さんに訊いたそうです。「お母さん、このオタマジャクシはいつ人間になるの?」と。それは、学校で習ってきた男性の精子をオタマジャクシと勘違いしたことからおこった出来事でした。また、ある中学生は年下の女子を妊娠させてしまったのですが、その動機は「学校で性教育を受け、試してみたかったから」というのです。
 これらのことから「性教育」とは、「子どもの成長や状況に応じて総合的になされなければ返って問題になる」ということが言えるのではないでしょうか。大人が子どもの認識の度合いをよく知っておく必要があると思います。


 3.現代社会の性的な問題を意識する
 「性別」といえばかつては「男性」「女性」のことでしたが、現代ではより複雑になってきています。医学が進歩したので性の分化の仕組みなども詳しくわかるようになってきました。性を男性・女性と二分するだけでは収まらなくなってきており、そこにはもちろん人権の問題が大きく関係しています。さまざまな性の問題が社会の問題として存在することを認識し、子どもの状況にも配慮をしましょう。


 4.とりわけ危険と思われる性がらみの情報を知り予防する
 どのような時代でも性的なことで問題がなかった時代はないとは思いますが、とりわけ昨今の状況で気になるのはネットを通じて起こる問題ではないでしょうか?
 「出会い系サイト」云々での事件が絶えないのはもとより、情報が溢れすぎて何が常識かもわからなくなってしまいがちです。「性的な問題は極めてプライベートなこと」という常識が崩れ、赤裸々さをあおる傾向を感じる場合もあります。あらゆる点においてプライベートに踏み込んだ情報が多いと感じる昨今、性的な部分でも危険を感じます。
 とりわけネットの世界は大人たちよりも子どもたちの方が先んじています。できるだけ大人も情報を分かち合い、子どもたちを危険から守るように気を付けましょう。


 以上のようなことを意識しながら講座を進め、学んでいきたいと思っています。さまざまな情報やご意見など、おおいに分かち合っていただけると嬉しいです。


    家庭における性教育講座 3回シリーズ(1回2時間)

      1回目   「性」とは何でしょうか?
           「セックス」と「ジェンダー」について

      2回目   年齢に応じた性教育について考えてみましょう
             子どもの質問に対する答えを用意しておきましょう

      3回目     現代社会における性の問題や危険からの予防について
             具体的な問題を予測し、対応を考えておきましょう

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