お茶をこぼした!ダメ?いい?

  • 2014.03.05 Wednesday
  • 17:30
子どもの行動に対してどう対応すると良いのか・・・
今日は「子どもがうっかりお茶をこぼしたとき、何といいますか?」を考えてみましょう。

「こぼしちゃダメでしょ!」と怒りますか?
それとも「こぼすこともあるわ。いいのよ、いいのよ。」となだめますか?

実は何年も前にあるお母さんから質問されたことがあり、とても印象に残っています。

そのお母さんは、以下のようにおっしゃいました。

私は、子どもがお茶をこぼすと「ダメでしょ!」と怒っていました。気を付けるようになってほしかったからです。しかしそのうち、子どもはこぼしたとたんに私の顔をサッと見るようになったのです。私は、子どもを怖がらせてしまったと反省し、それからはこぼしたときに「いいのよ、いいのよ」と優しく言うようにしました。するとあるとき、子どもはお茶をこぼしたとたんに私に向かって「お母さんいいよね、こぼしてもいいよね」と言ったのです。こぼしてもいいと思われるのは困ります。こぼさないように気を付けてほしいのですから。怒ると怖がる、優しく言うと反省しない・・・いったい何と言えば良いのでしょうか?

とても面白い質問だと思いました。
そして、ありがちなことだと思いました。

答えは・・・
「ダメ」も「いいのよ」も間違いです。
こぼしたときには「こぼしたのね」とゆっくり穏やかに言うのが正解です。
この違い、分かりますか?

「こぼしたのね」とは、事実(出来事)を言っているだけです。
「ダメ」や「いいのよ」はお母さんの主観です。
つまり、ある人は「ダメ」と言い、ある人は「いい」と言い、
または同じ人が、ある時は「ダメ」と言い、ある時は「いい」と言い・・・

これに対し「こぼしたのね」は事実のみを言ったのであり、主観は全く入っていません。
子どもは親の顔色を見ることなく、ただ「私はお茶をこぼしたのだ」という事実を見る(認識する)ことになります。
この、「事実を認識すること」が、子どもにとって一番大事なことなのです。

そして、怒って言わないことも大事です。
「こぼしたのね」と怒って言うと、それは「ダメでしょ。私は許しませんよ。」と言っているのと同じことになります。
子どもが、自分がしたことをきちんと認識できるように、
良いも悪いもなく、ただ出来事のみを穏やかに教えてあげましょう。
子どもは、自分がこぼしたことを認識できると、じゃあ、こぼさないようにするためにはどうしたらいいのかを一生懸命に考えます。
子どもの年齢や経験に寄るのですが、気を付ける点(目の付け所や手の力の入れ所等)をアドバイスしてあげるのもいいでしょう。

それと大事なのは後始末の仕方です。
お茶をこぼすことは、実は誰にでも(大人にも)あること。
大事なのは後の始末です。
水、ジュース、みそ汁、など、こぼしたものによって拭き方は違いますし、床、畳、カーペットなど場所によっても違います。
一つ一つ丁寧に教えてあげましょう。
子どもは一度教えておくと、本当によく覚えています。

怒りを抑えられずに目が吊り上っているのに、口では「いいのよ」と言う・・・
これは絶対にやってはいけません。
つまり言葉と態度がバラバラ・・・
このようなことを受け続けると、子どもの心は混乱してしまいます。
ダブルバインド(二重拘束)という心の病気になってしまいかねせん。
気を付けたいところですが、実はけっこうやってしまうことが多いのです。

二重拘束についてはまた別の機会にゆっくりご説明しますね。
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