自分を明け渡して・・・

  • 2015.06.15 Monday
  • 14:15
APのプログラムの中には「より良い家庭づくり」という、
家で実践する宿題がいくつかあります。

その第1回目は「子ども一人ひとりと毎日最低5分楽しい時を過ごす」というもの。

この、一緒に過ごす時の、親側のこころもちがとても大切。
私は「自分をその子に明け渡す気持ちで・・・」と説明しています。

つまり、その子のことだけを想う、その子にだけに集中する、ということです。
これを意識していただくと、普段いかに子どもを優先していないかがわかります。

子ども優先なんてとんでもない!
そんなことをしたら子どもがわがままになる!
と思われるでしょうか?

そうなのです。
子どもって本来わがままなものなのです。
そして、子どもはわがままでいいのです。
「わがまま」から、次第に他者のために我慢できるようになることを「成長」と言います。
ですから、言い換えれば「大人」と言うのは「我慢できる人」のことです。
わがままな大人がいたら、それは身体は大人だけれども精神的には「子ども」ということです。

考えてみてください。赤ちゃんは100%わがままです。
つまり自分の要求通りに何でもしてもらえます。
お腹がすけばおっぱいが出てきて、
寒ければおくるみで暖かく包まれます。

大人たちは皆、赤ちゃん優先にしてくれます。
いわば、幼児期はそんな赤ちゃんの延長であると思えばよいのです。
なのに大人たちは、子どもが1歳を過ぎるころから、急に大人になることを求めます。

あるお母さんがおっしゃいました。
「子どもがあんまり言うことを聞かずにわがままばかり言うから
思わず『もっと大人になりなさい!』って叫んでしまいました」と。
私は尋ねました。「子どもさんは何歳ですか?」
「5歳です」

思わず吹き出しそうになりましたが、このお母さんはとても真剣でした。
そして、そう話した後、ふと我に返ったようにおっしゃいました。
「ああ、5歳だから子どもなのは当たり前・・・
大人にならなければいけないのは私の方でした・・・」と。

もちろん、少しずつ、我慢することを教えていくことはとても大切です。
でも本当に少しずつで良いのです。
子どもの成長に見合った我慢であれば、
子どもは我慢することをとても喜びます。
自分の我慢が誰かの貢献になっていることを誇りに思うからです。
しかし、無理は禁物。逆効果になりかねません。

さあ! では、子ども優先にと意識しながら、子どもと楽しい時を過ごしましょう。
日々親よりも子どもの方が我慢していることが多いのでは?と気が付きますよ。

お母さん、お父さんが、自分を優先して相手をしてくれていると感じた子どもは
心の底から喜びを感じ、不思議なことに、とても素直になります。

ただし、子ども優先とはいえ、親の方も決して無理な我慢はしないでくださいね。
そのためには、時間を区切るのがコツですよ。
そして、お互いに楽しむことが大切です。

ぜひやってみてくださいね!
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